2019/9/30
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物流の花形。フォークマンになるために知っておきたいこと~応用編・操作のコツ~ |
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前回「物流の花形。フォークマンになるために知っておきたいこと~基本編~」ではフォークリフトに乗る前に知っていて欲しいことをお話ししていましたが、今回は実際に運転するために知っておきたい【できるフォークマンになるため】の操作のコツをお話していきます。
フォークリフトは一般的な自動車とはハンドル操作が違います。そこで、覚えておきたいハンドル操作のポイントを二つ紹介します。
フォークリフトは後輪操舵(こうりんそうだ)と呼ばれる車です。後輪操舵とは、方向を変えるとき後輪が動く車のことで、曲がるときに「外輪差」が生じます。「外輪差」とは、車体の前部分よりも後ろ部分が大きく外側をとおってしまうことです。 外輪差を意識することで、車体の後ろ部分や荷物を壁にぶつけずに運転することができます。 前輪が曲がり角を超えたらすぐにハンドルを切ると上手く曲がれます。バックするときはこの方法の逆です。運転手の身体が曲がり角を超えるところまで進んでから、ハンドルを切ります。普通自動車の運転と比べると、前進しているときに曲がる場合はゆっくりハンドルを切りましょう。 バックをしているときに曲がる場合は普通自動車と同じ要領です。
フォークリフトは前後のタイヤの大きさが違います。重い荷物を安定して運べるように前のタイヤが大きくなっています。 また、狭い倉庫や工場の中で小回りが利きやすいように後ろのタイヤは小さいタイヤになっています。そのため、曲がるときのハンドル操作は最小限にとどめましょう。 ハンドルを回しすぎると、思った以上に車体が曲がってしまうのです。 感覚がつかめるまでは、どのくらい回せば良いのか小刻みに回しながら操作します。 最初は上手にできなくてもだんだん身体が覚えてきます。正確なハンドル操作をすれば、工場内を安心して走行できます。この二つのポイントを意識するだけで上達するスピードが変わるはずです。
リフトのコツは、フォークを水平もしくはやや前倒しにすることです。そして、荷物の上げ降ろしは速度を落としてから行います。 また、荷物の上げ降ろし作業は二段階で行います。積み上げられている荷物の上にあるものを持ち上げる場合、まずは少し手前に動かします。そしてパレットにフォークを完全に指し直してから持ち上げます。 反対に、荷物の上に乗せるときは一旦軽く置いてから中心に置き直すようにすると上手く置くことができます。 一回で完璧に荷物を置くのではなく、段階に分けて作業を行いましょう。
ハンドル操作やタイヤの回り方など、フォークリフトの動きを理解することがコツをつかむポイントです。 コツをつかめれば作業の効率と正確さを上げることができます。 フォークリフトの運転を始めたばかりの人はハンドルとリフトの操作を意識することから始め、実践で試してみましょう。
フォークリフトを運転している際に気を付けなければならないのが、人やもの(商品等)に接触しないことです。 どんなに長く乗り慣れているフォークマンでも考え事をしていると視野が狭くなり反応が遅くなります。少しのふらつき、ちょっとした接触で大きな事故になりかねないので集中し安全を確認することも大事な要素です。
フォークリフトの運転従事者は、単に荷物を運ぶというだけではなく、そこに作業の効率性が求められます。 荷物の運び方ひとつで工場内の工程に影響が出るくらい重要な仕事であることは間違いありません。そのため、全体の作業工程を考え、効率のよい運搬が求められる大切な仕事です。 そういった能力を磨いた有能なフォークリフト運転従事者はどこの職場でもニーズが高く、就職に困ることのない運転技術者だと言えるでしょう。 フォークリフト資格者は常にどのように運べば効率的になるのか、他の人が作業しやすくなるのかを考えなくてはならず、全体的な視野を高める力を養うことが可能です。企業からの需要がとても高く、将来にわたって安定した求人があるのも魅力です。 (株)エヌビシーのフォークマンの採用情報はこちら |
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