2019/12/17
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明日起きるかも?地震から身を守る。避難訓練と起震車体験~その2~ |
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前回避難訓練についてお話ししました。 今回は地震の大きさと起震車体験についてお話ししていきます。 最近地震が多く発生していますが、ニュースなどで震度やマグニチュードの速報値が流れますが違いはご存知でしょうか?
震度とは地震の揺れの大きさを表した数値です。そのため震度は地域によって値が異なります。震度は0から最大7までの10段階で示されます。(0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7) 震度0は人間がほとんど感じない程度の揺れなのだそうです。 震度:揺れのレベル 震度0:地震だけど体感できない(揺れを感じない) 震度1:座っているとかすかに感じる人もいる 震度2:大半の人が気が付くレベル 震度3:動いてなければほぼほぼ気が付く 震度4:電灯などの吊り下げ物が大きく揺れる、置物などが倒れる 震度5弱:固定されてない家具が動く。本棚の本が落ちる。 震度5強:捕まらないと歩けない。補強されていないブロック塀が崩れることも。 震度6弱:立っていられない。壁のタイル、窓ガラスが割れる。耐震性の低い木造建物が傾くことも。 震度6強:這わないと動けない。地割れが発生する場合もある。木造建築だと倒れることも。 震度7:激揺れ。コンクリートの建物でも倒れることも。
マグニチュードとは地震のエネルギーの大きさを示した数値です。 地震の規模なのでどの地域でも同じ値になりますが、震度のように最大値は無く、無限にあります。同じマグニチュードでも、場所や震源の深さで震度は異なります。 マグニチュード:地震の規模 事例 -2~0.5:極微小地震 物が地面に落ちた時の振動レベル(無数に発生) 1.0~2.5:微小地震 大きな爆発があったレベル(1分~1時間に数回程度) 3.0~4.5:小地震 震源が地表付近なら体感できるレベル(1日に数回~数十回程度) 5.0~6.5:中地震 はっきり揺れがわかるレベル。(1年に10~15回程度) 7.0~7.5:大地震 かなりデカイ。地表付近なら震度6か7(1~2年に1回程度) 8.0~8.5:巨大地震 関東大震災レベル(10年に1回程度) 9.0~10:超巨大地震 東日本大震災、スマトラ島沖地震レベル(数百年に1回程度) 10.5~11:絶滅級 (規格外)地球上の生物(恐竜がいた時代)が絶滅の危機 11.5~12:消滅級 (規格外)地球への太陽のエネルギー1日分。地球真っ二つに割れる規模 現実的にはマグニチュード10.0までが地球で起こりうる最大規模のマグニチュードと言われています。
防災訓練などで一度目にしたことがある方もいるかもしれません。地震を体験出来る車です。 この起震車で震度7を体験しました。 横には20cm程度、縦には5cm程度の揺れが発生します。 家庭のダイニングキッチンを想定しておりダミーのコンロとヤカン。 ダイニングテーブルとラーメンどんぶりに見立てたものが置いてあります。(実物の食器は危ないのであくまでダミーです) 起震装置のスイッチが入るとすぐに体に感じるほどの揺れが発生しました。 震度5あたりから始まりダイニングテーブルの下にもぐり頭をガードします。 この時点で中身の入っていないヤカンなどは軽いので飛ばされてしまいます。 家庭にあるシーリングライトなどは大きく左右に揺れます。 徐々に震度を上げていきます。 大人でも立てないほどの強い揺れでシーリングライトは天井にぶつかるほど激しく揺れます。震度7の最大の揺れでは女性は机の下に避難していても机の脚などを持っていないと体が飛ばされるほどです。 体験後起震車から降りてもまだ揺れているようでフラフラして、足に力が入らない感じでした。 縦揺れ・横揺れの両方を体験しましたが、縦揺れは突き上げる感じがしました。 震度計を見ながらの体験でしたが、震度5でも十分恐怖を感じるものです。 地震はいつ起きても不思議ではないので平時に身を守る備えをしたり会社や家庭でも大規模な訓練ができなくても、一度頭の中でシミュレーションして危険個所を探してみたり、家族と話し合いをして防災意識を高めるとよいでしょう。 |
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