2020/1/28

感謝の気持ち【ありがとう】が職場の雰囲気を改善。効果は?

今回は職場のコミュニケーションについてお話ししていきます。
 
 

【お疲れさま】より【ありがとう】

  
仕事をしていると反射的に「お疲れ様です。」と言ってしまいます。

しかし、お疲れ様です。の一言で済ませてしまってはもったいないなと思います。
上司、同僚、部下どのような立場でも感謝の気持ちを伝える「ありがとう」が相手の心に響くと思います。
 
例えば仕事の場面で
・(頼んでいた事を)やってもらった
・教えてもらった
・叱られた
・注意してくれた
・気付かされた
・サポートしてもらった
 
 
実際、以前の職場でもある時から「ありがとう」の言葉が増えたことがありました。
職場の雰囲気が変化し、コミュニケーションが増えお互い協力的になりました。
協力することでお互いの仕事の進め方や周りの進捗状況を確認したりして仕事がスムーズになりました。

そうなると、チームでカバーするようになり、仕事のミスが減ったりと効果が表れます。

忙しかったりすると自分一人で仕事している気になってしまいますが、どのようなシチュエーションでも相手に感謝することで円滑に仕事が進むことがあります。
 

中には否定的な意見をする人がいます。

「仕事だからやって当たり前のことをしただけ」
など。

確かにそう言われればそうかもしれません。

しかし、その「何でもないような、当たり前の仕事」が誰かの役に立っているという実感が生まれ、相手のやる気を引き出すことにつながります。

それでも「仕事だから」と思ってしまうならば、「何の意味もない(当たり前)」だけれどコミュニケーションのひとつとして使用してはどうでしょう?
 
 

コミュニケーションとして

  
感謝を伝えることのできる人はそれだけで好印象です。
それは人間関係の構築の基本要素です。
 
淡々と仕事しているような職場が悪いとは言いませんが、相手と良い関係を築きたいときやニガテな人がいる、連携がとれないなどの場合「ありがとう」をきっかけに軽い雑談や相談事をする等きっかけ作りができます。

雑談がニガテと感じる人は“何に対して”「ありがとう」を言ったのかを伝えるだけでもコミュニケーションになります。
 
例えば
・書類まとめてくれてありがとう
・整理整頓してくれてありがとう
・(自分が)気付かなかったことをしてくれてありがとう
・代わりに○○してくれてありがとう
 

具体性があると、この人見ていてくれたんだなと感じて信頼感が生まれます。自分を理解してくれる人に嫌悪感を感じる人は少ないはずです。
 
 
半年から一年かけて観測するなど、効果がすぐに表れるものではありませんが、感謝できる人を育てるという気持ちではじめてみるといいかもしれません。